Message for Maki Ohguro 25th Anniversary

マキゾー25周年おめでとぉ〜っ!!︎
あれからもう25 年も経つんだね。。。

1990年に自分の3枚目のソロアルバム制作時
(パワフルでソウルフルな女性コーラスを紹介してほしい)とお願いした時に事務所が紹介してくれた女のコがまだデビュー前の《大黒摩季》でした。

「北海道から出て来たばかり」の彼女は
会話のあちこちにまだ訛りがあり、
野生児であり(笑)
驚くほど感受性の強いボーカリストだと感じました。

すっかり初対面のレコーディングで
その歌声と人間性に魅了されてしまった僕は
そのままソロツアーのコーラスもお願いする事にしました。

あの『Guitar Land ツアー』は本当に楽しかったなぁ…

LIVEの日の朝、「新幹線乗るの今日が初めてさ〜っ!!︎」
と嬉しそうな元気溢れる野生児マキゾー(笑)
新幹線の中はまるで修学旅行に行く様なハイテンション。

そして実際に夜LIVEが始まると。。。

僕にとってもTUBEにとっても
とても大切な曲『LOVE SONG』
(マキゾーの表現力に惚れてCDのアレンジ以上にボーカルパートを増やしてLIVEに臨みました)

歌う前に目を閉じ深呼吸して、緊張を振り払い、集中力を高め。。。
そして目を閉じたままマキゾーは歌い始めました。
まだ荒削りだったその歌声は
ベテラン歌手の様には冷静に感情を
コントロールしきれていなかったと思います。
気持ちが入り過ぎ曲の後半はもしかしたら泣きながら歌っているのかな?
という感じにも聞こえました。
あれほど凄まじい集中力と感情移入で
あの曲を歌われたら。。。
実は同じステージでマキゾーの歌声に自分まで泣いてしまいそうだったのを必死でこらえていたんですよ(笑)

それからアッと言う間にマキゾーは
本当にたくさんの方々に愛される
国民的アーティストになりました。

そして『大黒摩季』のレコーディングやLIVEが忙しい時でもTUBEのコーラス等をお願いすると何時も全力のパフォーマンスで答えてくれました。

TUBEのツアー中
ボーカル前田の喉が調子悪くなった時は
誰よりも親身に、
まるで本当の妹の様に何度も何度もステージ裏に来てくれて全力でケアしてくれました。

昔から泣いたり笑ったり
人間味溢れる
野生児マキゾーのイメージは出会ったあの日のままです。

これからもマキゾーの音楽でたくさんの人を勇気づけたり、なぐさめたり、癒したりし続けて行ってくださいね♫

いつでもオッさんバンドは見守ってるよ〜 笑

TUBE 春畑道哉 (ミュージシャン)

TUBE